シュシャン・ハコビャン
「いろは」センター会員

お正月は、日本人のいちばん好きな行事のひとつです。

昔、お正月は中国の旧暦によって春のはじまりに祝いましたが、1873年から日本も新暦を採用し、その時から、お正月を1月1日に祝うことになりました。日本は12月29日から1月3日まで休みます。お正月の前には、日本のいろいろな町にある露天で正月のお土産から人形などまで、色々買うことができます。

kadomatsu日本のお正月の大事な飾りは、新年の神様「年神」を迎えるために家の門の前に立てる「門松」です。松と竹をワラの紐で結んで、ミカンや昆布などで飾ります。

12月31日、深夜0時にお寺で「除夜の鐘」が108回撞かれ、新年の訪れをしらせます。その108は、人間の煩悩の数を表すといい、各煩悩を除く意味を込めて108回つくということです。

日本のお正月を「いろは」センターでも祝いました。日本のさまざまな伝統や習慣をもっと知るいいチャンスでした。イベントは、餅つき大会からはじめました。餅は蒸したお米(もち米)を臼でついた食べ物です。ふつう、餅つきに2人が参加します。一人はきねで臼の中にあるお米ををつきます。もう一人は臼のなかの餅を練ります。餅をつくとき、怪我をしないように、一定のリズムを保つことが大事です。

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私達はみんなで餅つき大会に参加し、餅をついたり、ついた餅を丸めたりしました。餅からつくったお正月料理も食べました。一つ目は餅やいろいろな野菜や鶏肉が入った「お雑煮」というスープでした。本当においしかったです。もう一つはきなこ餅でした。味が少しめずらしかったです。

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餅つきの後、お正月クイズをしました。みんなと一緒に日本のお正月についてのいろいろな質問に答えました。一番、正解が多い参加者はプレゼントをもらいました。

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イベントの一番面白いところは、「福笑い」と「二人羽織」というお正月の伝統的な遊びでした。日本人は新年のはじめにたくさん笑うと、その年はきっと良い一年になると信じています。

最初の遊びの「福笑い」のルールは、目隠しをしたまま「おかめ」などの面の輪郭を描いた紙の上に、目、口、鼻などの部品を適当な位置に置きます。その結果は本当に楽しかったです。

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「二人羽織」は2人で遊ぶゲームで、今回3組が挑戦しました。ゲームの参加者は、1人は前に、もう1人は後ろに座ります。そして2人で一枚の服を羽織り、後ろの人だけが服の袖に手を通して、前の人に物を食べさせたり、飲ませたりします。つまり前に座った人は「顔」、後ろの人は「手」の役をします。勿論、後ろの人はなにも見えないまま前の人に食べ物を食べさせなければなりません。それは難しかったと同時に面白くて、たくさん笑いました。

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omikuji最後にくじ引きをし、当たった数字で日本の伝統的な占いである「おみくじ」をもらいました。

今も日本人は神社やお寺で今年の運勢を占うことをします。おみくじは、12段階があり、「大吉」から「大凶」まであります。でも、おみくじにはもう一つの面白い特徴があります。人の運勢を占うだけでなく、そこには失敗を避けるため、あるいは成功を収めるためのいろいろなアドバイスも書いてあり、面白いです。

その日は、家へ帰りたくないほど、本当に楽しくて面白いイベントでした。みんなと一緒に日本の魅力的でユニークな文化に、もう一歩近づくことができて、とても嬉しいです。いろはセンターでこのようなイベントの実施が伝統になると信じていますし、楽しみです!

いろはセンターでの「日本のお正月の祝い」